SUZUME🐦という名前で、子育てのことや家庭のお金のことを父親/夫目線で書いている。
同じような境遇の方(アラフォー夫婦、妻と子供がいる、中流家庭※大きなお世話だが)に、少しでも参考になればと思う。
さて、先日だが
我が息子「チュン太」(もちろんブログ上の呼称)が、1歳の誕生日を迎えた。
率直なところ、もっと感動する瞬間なのかと思ったが案外そうでもなかった。
理由は簡単で、
一つは誕生日を迎えて祝ってもらっている当の本人が、「なんのこっちゃ?」という態度であることだ。
これではせっかく祝っている我々大人も、「感謝をしろ!」というわけではないが、喜んでいるリアクションの一つでもあれば、「祝ってよかった。おめでとう!」という感情が強くなったのだが、いつもどおりのグズりようである。誕生日であろうが無関係にオムツも我々が交換する。いつものことである。まあこの点に関しては1歳の幼児に共感しろという方が無理か。
もう一つは、私SUZUMEが普段から割と感動しているということ。
写真を管理するアプリを活用しているのだが(”みてね”というアプリ https://mitene.us/)
ここに蓄えられた写真をおよそ月イチで見返しながら、「昔はこんなに小さかったのか。今はこんなに成長して…」「妻も私も少し疲れた顔をしているな〜」などと、目を細めたり感極まって震えたりしているのだ(アラフォーの親父が夜な夜なベッドで)

しかもこのアプリ、わざわざ定期的に「撮られた写真でアルバム作ってみました!買いませんか?」などと、さらに親を感動させる提案をしてくるので厄介だ。まあ、そのアルバムは全部見るしたまに買うので、この企業は正しいことをしているのだと思う。
話は逸れたが、
チュン太の誕生日は、我々夫婦のいつもどおりの日々に、「配偶者以外の家族を祝う」という楽しさを与えてくれたのだった。
誕生日といえば「プレゼント」ということで、
(1歳の、物の分別も付かない幼児に与える意味はあるのか、親のエゴではないか、という意見もあるとかないとか…)
私と親戚らのプレゼントたちを、いくつか紹介したいと思う。
特に私がプレゼントしたものは、自分で言うのも何だが自信がある逸品なので、機会があれば真似をしてもらっても構わない(真似を出来るかどうかは、読んでみて判断してほしい)
息子(1歳)の誕生日プレゼント:その1

先程も少し書いたが、
「1歳の子供にプレゼントを贈ることは、1歳という年齢を考えたときに、結局親が雰囲気を楽しみたいだけではないか?」
という考えが、私にも無いわけではなかった。というより、その考えが大半を占めていたのであろう。
なぜなら、私がプレゼントに選んだもののひとつが、自分自身でも意外なものだったからである。
チュン太1歳の誕生日プレゼントとして、私SUZUMEが真っ先に思い浮かんだものは
なんと「オムツ」だったのである。
私は、チュン太ではなく、妻に喜んでほしかった、あるいはねぎらいの気持ちを表したかったのだと思う。
確かに我が子に必要なものであるが、
オムツが我が家に提供されることで最も喜ぶ人物は「妻」にほかならない。
(2番めに喜ぶのは義母であろう)
概算で、1日5回 × 365日 = 1825枚 ものオムツをこの1年に交換してきた人物「妻」である。
この約2,000枚ものオムツには、おしっこもあれば、う◯こもあり、その粘度も様々。ずっしり重いときもあれば、気休めに交換した時もあろう。いつものリビングで、時にはショッピングセンターのトイレで、旅先で、車内で。苛々しながら。にこやかな気持ちで。日に日に大きくなっていくチュン太とオムツのサイズ。オムツを外した瞬間に放尿されたあの日、最初は笑いとバタバタの中で床を拭いて服を交換したが、今では眉一つ動かさずため息すら漏らさずに後処理を行うまでに逞しくなった妻とオムツ。オムツが家族の歴史を紡いできたようなものだ(最初はふざけていたが、書いているうちに本当にそう思えてきた。チュン太の歴史はオムツとともにあるようだ)
さて、本当に前置きが長くなってしまったが、今回プレゼントしたのは「Mirafeel(ミラフィール)」という商品。

安易だが、「オムツ オススメ 高級」といったワードで検索したところ、オムツらしからぬカラフルな画像が出現したことで興味をひいた次第。
しかも「世界最高のオムツ」「日本の最高技術を集め、世界一の紙オムツを作り世に問いたい」などという謳い文句が、公式サイトに書かれているからすごい信念と自信に満ちた会社だ。(世界中のオムツを試しようがないので、言ったもん勝ちな気もするが…)
「サイズがピッタリ合う」ということに対するこだわりが凄く、
履かせるパンツタイプでありながら、更にサイドテープで微調整が可能という商品。
また肌触りが良いことに加え、何よりこのデザイン(色使い)だ。

キャラクターがいない!しま◯ろうも、ドラ◯もんも!
ご婦人はどうか分からないが、この感じが好きな男性/父親は結構多いのではないか?(このままコンビニぐらいなら行けそうだ)
お値段は40枚入り¥1,848と少し高い。
が、流行りのサブスクで定期便でお届けしてもらうと、20%OFFで¥1,478になる。許容範囲、というか左程気にならない価格だ。
若干だが、保管時の厚さが気になるかもしれない。外出先へ大量に持ち出すときは、少しかさばってしまう恐れがありそうだが、まあ数枚の話だと思うので、問題はなさそうだ。
高級品ということで、価格は目をつぶってもらうしか無いが、それでも
「うちの息子は脱いだら凄いカラフルなオムツを履いているんだぞ!」「見えないところも気を使う、おしゃれ!」という、当の本人を全く無視した優越感?に浸ることができる、むしろ公共の場で脱がせたくなるほどの、プレゼントして良かった商品だ。
使用感は全く問題ない(むしろ柔らかくてサイズも微調整できる)ので、安心してもらって大丈夫だ。
息子(1歳)の誕生日プレゼント:その2

「その2」という言葉に疑問を持たれたかもしれないが、
前述のオムツはどちらかといえば妻に向けた、所謂ところの「ジャブ」だ。
本命こそは、この「プレゼント:その2」である。
しかしこのプレゼントを紹介するネックは、本当にオススメなのだが
「誰でも、簡単に、ポチッと、ワンクリックでご自宅まで」というわけにはいかない、なかなか真似をしづらいプレゼントなのだ。
ということで、先に言ってしまおう。
プレゼント:その2は「オリジナルTシャツ」である。
仕事の関係でデザイナーさんと繋がりがあるのだが、この「オリジナルTシャツ」をデザインしてくれた。
発案自体は私SUZUMEなのだが、やはりプロにデザインしてもらいたかった(デザイナーさんからは「SUZUMEさんがデザインされてはどうですか?」とご提案頂いたが、私に絵心が無さすぎることを知らないようだったので、断固拒否しておいた)
手順としては、
チュン太の写真をいくつか送り、デザインのイメージを伝えて提案をもらう。
「3人のおそろいにする」
「名前をローマ字で、ここに入れてほしい」
「Tシャツの色はネイビーで」
「私のサイズは◯サイズ、妻は〜、チュン太用は〜」
といった感じである。いつも仕事でお世話になっているデザイナーさんだからこそ、適当な感じでも仕上げてくれるのがありがたい。

提案を頂いたいくつかのデザインから、好みのものをチョイスしながら修正点を伝えて、デザインは完成だ。
チュン太が写真をもとにイラストで描かれていて、柔らかな色使いでとてもカラフルでかわいい、この世に一つのTシャツが完成したのである。
やっていることは「発注」→「納品」なので、ビジネスマンにはイメージしやすいかもしれないが、どうだろう。なかなか真似できないと思う。
まあそんなこんなで(後で上司に”デザイナーさんは忙しいんだから変なこと注文するな”と言われたが気にしない。というか、上司も”自分の子供に作りたい”と言っているらしいので、なんだ、私の企画は結構需要があるのではないか)
完成したTシャツが自宅に届いて、チュン太と妻と私とで着て記念写真を撮る。
今度の休みの日に、近所のイオンにでも3人で着て出かけてみようか。もちろんオムツはミラフィールで。
〈真似したい方〉
C.A.Bという会社で、オリジナルプリントのウェアが作成できる(他にも色々あると思うが)
ただ一人で完成させるには、デザインの知識が必要なのであしからず・・・
SUZUMEの両親からのプレゼント

昨今のコロナ禍で、SUZUMEの両親はまだチュン太と面会していない。
画像や動画は送っているので、成長の軌跡は見せられているのだが、やはり実際に会ってみたいはずだ。このような世の中の状況でなければ。
そんな寂しい祖父母(SUZUMEの両親)からもプレゼントの「靴」が届いた。
これについては、我が両親よ、申し訳ないが想定の範囲内だった。
まだ靴のサイズが大きいし、チュン太が一人で歩くにはもう少し時間がかかりそうなので、着用時にはまた記事を書くことにしよう。
少し本題とは逸れるので、なるべく簡潔に伝えるが、
チュン太へのプレゼントと一緒に、「妻さんへ」という手紙が添えられた、妻あてのプレゼントも一緒に入っていた。
その中身はなんと、DVDだった。
私と妻は「もしかして、またか…?」と思った。
というのも、以前(私の誕生日か、クリスマスか忘れたが、何かの記念の折に)
SUZUMEの両親からDVDが送られてきた事があったのである。
我ら夫婦の推測は正しく、このDVDは前回と同じ系統のミュージカル舞台のシリーズものであった。
(ちなみに前回送られてきたDVDはまだ見ていない。父よ、すまないが、時間がないのだ…)
同封されていた手紙には、SUZUMEの父の筆跡で「この女優さんがオススメだ」「音楽が良くなっている」などと、熱のこもった文章が添えられており(この人は少し異常なのかもしれない…)と夫婦で思ったわけだが、「母から、”DVDを贈るのはもうやめなさい”と止められるので、これが最後になりそうだ」と、残念そうに語る文章もあった。それを見て(母だけは正常な判断ができていて助かった…)と、また夫婦で思ったのだった。

ともあれ、両親(祖父母)から孫への初めての誕生日プレゼントと、予想以上の異常な付属品。
そして「いつかチュン太と会うときには、もうおしゃべりが出来ているのでしょうか」と書かれた、嬉しそうでもあり少し残念そうな手紙は、
我々家族3人を楽しませてくれたことは間違いない。
職場のスタッフからのプレゼント

職場のスタッフに
「今週うちの息子が誕生日でさぁ!」とアピールをしまくった甲斐?もあって、一人気を使ってプレゼントをしてくれた。
「彼女と一緒に選びに行って、楽しかった」と言ってくれたので、ありがたく頂戴したm(_ _)m
プレゼントは、良いブランドの服だった。
綿100%で、着る機会も多そうな、デザインもボーダーのおしゃれなニットだ。これから活躍してくれそうなチョイスで気分も上がる。
1つだけ注文があるとすると(プレゼントを貰った人間がすることではないのだが…)
サイズがあまりにもピッタリだったことだ。
以前ブログで、「子供用のプレゼントをするときは、成長が早いので、そのシーズンしか着れないと思ったほうが良い」といった内容のことを書いた。
これはSUZUMEからチュン太へのクリスマスプレゼントの反省話だったが、
もし皆さんの周りに、子供服をプレゼントしようと考えている人がいたら、サイズには十分に注意してほしい。
チュン太は、ちょっとデカイ。成長曲線の上端スレスレの身長&体重である。
それを知らずに「1歳の子供に合うサイズ」を店員さんに聞いて選んでくれたと推測されるが、チュン太も見くびられたものである(体型的な意味で)
具体的には、「85」サイズを頂いたのだが、普段は「90」やそれ以上を着用している。
色々と申し訳ない…m(_ _)m
涼しくなってきたら、着倒して、着倒して、寝間着にも使ってやろう。その前に、貰ったこのニットを着て職場に連れて行って会わせてあげよう。彼女さんもきっと喜んでくれると思う(もう少し大きいサイズが良かったです!とは言わないほうが色々幸せなのである)
地域の風習

最後に、プレゼントというよりは、1歳の誕生日を祝う風習「一升餅」を紹介して終わろう。
全国的に似たような風習があるようだ。由来を調べていると面白かった。

・一升餅の「一升」は「一生」に掛かっている
・さらに「餅」と合わせることで、「一生食べ物に困らないように」という願いが〜〜
・「丸い餅」は「円満に過ごせるように〜〜」
このあたりは誰が見ても、完璧な後付けだと思うだろう。(鯛はめでたい、うどんは細く長生き、といった類ではないか)
個人的に納得したのは
・「早くから立たせない=家を出ていかない=家督を継いでくれるように」重いものを背負わせる
という由来だ。
特に江戸時代、もしかしたらそれ以前も、子供(特に男児)が家を継いでくれることはとても重要だったと思われる。
「物理的に立たせない」とこで、「家を出ていかない」ということに願かけたこの由来が面白かったので、勝手に賛同しておきたい。
まあ現代においては只の習慣ではあるし、私なんぞは「さっさと家を出て一人でやっていく流浪の民」のような生活が結構性に合っていたので、もしチュン太が30代になっても家に居ようものなら、一人暮らしの楽しさを説きまくって全力で追い出すつもりだ。いい年した男が(息子とはいえ)家に居ても全く嬉しくない、ような気がする。(娘なら嬉しいのだろうか)
といった感じで、いろいろな由来のある「一升餅」だが、今回は妻のご両親が手配してくれた。柔らかくて良いお餅だ。
そのお餅を、事前に用意していた子供用のリュックに収納して、チュン太に背負わせた上で、弱って動けなくなったところを激写しようという、まさに性根の腐った大人の行事の始まりだ(おっと言いすぎた。私も参加していたのだった)

お餅は「赤」「白」の2色、合わせて1升だ。まず「赤」を一つリュックに入れて背負わせてみた。
そもそも、リュックを初めて背負ったチュン太は、「背中にある違和感」に既に不機嫌。
そこに餅を投入されて、さらに不機嫌になる。
チュン太からしてみれば、突如として背中が重たくなる謎の苦行の最中に、当の我が両親たちはスマホを片手に笑顔でこちらを見ているだけで、心配している素振りもない。(こいつらは気が狂ったのか?俺の背中が重いんだが?)そんな恐怖に襲われていたのだろう。
チュン太は、ギャンギャン泣いていた。
しかし更にこいつら(私と妻)は更なる奇行に出る。
なんと「白」の餅を追加でリュックに投入したのだ。もう全く動けない。四つん這いをしていた手足も重さで床に突っ伏してしまう。
ただうつ伏せで餅によって潰されている状態、としか形容できない。
涙が溢れる。
両親は・・・
笑顔でこちらを見ながら写真を撮っている!おい!助けてくれよ!
まあ恐らくチュン太の心の声はそのような感じだったのではないかと思われる、大人のエゴ満載の(おっと言い過ぎた…)行事が無事執り行われた次第だ。
これからこの「一升餅」イベントを行うことになる方々へ、アドバイスがあるとすれば、
- 餅を包むのは風呂敷より、やはりリュックが便利(拷問道具のオススメをしているようで怖い…)
- 重みで我が子はほぼ動かないので、動画は子供の泣き声と親の笑い声がひたすら再生されるものになるので注意
- 同じ理由で、写真はいろいろな角度から撮り放題
- 泣いている我が子を見て微笑ましくなるのは、自分でも意外な発見
- トラウマが植え付けられるのでは?と言うレベルの行事なので、過剰に子供を溺愛している場合はやらないほうが良いかも
私は妻に教えられてこの行事を初めて知ったのだが、客観的に見て「奇行」である。
「社会公認の虐待だ」と、それらしい団体がそのうち訴えるのではないかと心配になる。
しかしながら個人的には、とても楽しかった。
どれくらい重い物を背負うと泣くのか?その限界点に興味が湧く程に楽しかった(もちろんそんな実験はしないが…)
というのは半分冗談だが、
「泣く姿も愛おしい」「健康で」「食べるに困らず」「円満で穏やかな人生を」
そう思ったのは本心である。
まとめ
子供の1歳の誕生日。
私にとっても、子供にとっても、一生に一度の機会なのだ(まあ、毎日が一生に一度の連続なのだが…)
今回は記念すべき「1歳」ということで、色々とプレゼントを頂いたし、私も普段使わない頭を捻って考えた。結果的に素晴らしい誕生日になったのではないかと思う。
◆オリジナルTシャツは(少し割高で難易度が高いが)この世に一つのプレゼントだし、
◆ミラフィールのオムツも消耗品だが、妻にはちょっと贅沢な気分を味わってもらえると思う。
(もちろん私もおむつ交換はする。出来る限り協力して育児をしているので誤解のないように…)
◆アパレルのサイズには十分気をつけて・・・大きめを選びつつ、今シーズンだけなのだ、と割り切る。
◆餅を背負わされて泣く我が子を写真に収める奇妙な風習も、これが最初で最後だ。気分を上げていこう↑
◆孫の誕生日だからといって、オススメのDVDを人に贈ることさえ止めれば完璧だ(親族といえども…)
それでは皆様も、家族の素敵な誕生日を迎えてもらえれば幸いだ🐦
