SUZUME🐦という名前で
アラフォー夫婦の子育てのことや、家庭のお金のことなどを父親/夫目線で書いている。
同じような境遇の方に、この家族日記が少しでも役に立てばと思う。


タイトルにある「公園デビュー」だが、まず言葉の定義を決めよう。(いきなり定義とか言い出しているが大丈夫、まだお付き合い願いたい)
Wikipediaには以下のようにある。
「子供が地域の子供コミュニティに顔見せをすることではあるが、同時に母親など保護者が、地域の母親(保護者)コミュニティに参加することも意味し、特に母親など保護者のコミュニティは育児に関する一般的な情報から、地域に固有の育児情報の共有、あるいは保護者同士の交友や気晴らしといった機能も持っている」
(長い・・・1文が長い・・・)
要は
- 公園に行って、他の親子に顔見せする
- 且つ、育児に関する情報交換、また育児には無関係な世間話をする
この2点をクリアした時に、ひとまずは「公園デビューした」と言えるようだ。今回はそのように定義させていただく。
さて、私スズメが上記の定義に則り「公園デビュー」を果たしたか、といえば答えは
”NO”である。
ちなみに妻は”YES”で公園デビューをしているようだ。
正直に言おう、私だって父親として
公園デビューしない人生と、する人生、どちらが良いかと問われれば、
それはもちろん公園デビューをしたいのである。
”近所で人気のチュン太君のお父さん”になりたい。
しかも出来る限りスマートに、余計な手間なく、気を遣わずに…。
(労力を掛けずに成果を得たい)
今回は、私を含めた世の父親諸君が「何故スマートに公園デビューできないのか」の原因と、その対策を考えてみた。
あくまでも個人的なくだらない考察だが
私のように「スマートに公園デビューしたい」という方は、男女問わず参考に(一切ならないかもしれないが)して頂ければ幸いである。


ご近所さんの名前を知らない

妻と日々会話をする中で、最も痛感するのがこれだ。
私は近所に住む人々の情報を知らなさすぎるのだ。
妻の話では、どうやら周辺には4件ほど未就学児の居るご家族がいらっしゃるらしい。
・まだ子供が1人の家庭、
・最近2人目が生まれた家庭、
・上の子は小学校になる家庭、
・名前(本名)が私と同じ子が居る家庭、など
妻から色々な話を聞くのだが、
私はその方々のお顔と名前が一致しない。というか、ほとんどの方の顔を拝見したことがない。
妻から「〇〇さん宅の△△ちゃんが〜」と聞いたところで、次に聞いたときには話題全体の50%ほどは忘れているだろう。
名字ならともかく、子供さんの名前などは1度聞いたくらいでは90%の確率で思い出せない自信がある(なんという社会不適合者であろうか…こんな奴は公園デビューしなくていいと客観的には思う)
今回のテーマは
「スマートに公園デビューをする」だ。
その上でやはりハードルが高いのが、ふたつ目の要素に書いた
「育児に関する情報交換、また育児には無関係な世間話をする」
であろう。
正直、強引に行けば出来なくはない。強引な意見交換、強引な世間話。
不自然な会話になりそうで恐ろしい…
これは相応のメンタルが必要になる。
わたしには無理だ。
やはりスマートさは欠かせない。
何事にも「事前準備」を怠ってはいけない。
自然な会話の流れから生まれる情報交換を達成してこそ、真の「公園デビュー」となろう。
その上で、ご近所さん情報の把握は基本中の基本、絶対に必須だ。
ルールを知らなければ、その競技で勝つことは出来ないのだ。
(例えが少し違うような気がするが…)
もっともスマートでないのは、
相手は私を認識していて、
私が相手を知らない時だ。
チュン太は公園デビューしているので、ご近所さんには顔が知られている。
ということは、チュン太を連れているこの男(私)はチュン太のお父さん、ということは相手から容易に想像され、(あぁ、〇〇さんとこのお父さんか)と、相手は把握した上で接触するはずだ。
まずい。これは相当なハンデを背負っている気がする…

想像して欲しい。この地獄のような会話を。

こんにちは!

(え?!話しかけられた!)こ、コンニチワ!

チュン太くん、ですよね?こんにちわ〜。確か1歳2ヶ月ぐらいでしたっけ?

!!(まずい、こちらの素性が知られている…)そ、そうです、1歳2ヶ月です。
(この人…誰だ……苗字すら分からない…)会話終了!!
これが相手の名前を知っているとこんなにもスマートになる(はずである)

こんにちは〜!※そもそもこちらから話しかける余裕

こんにちは!

お子さん、〇〇君でしたっけ?もうそろそろ△歳ですか?

そうなんですよ〜。この前も奥様とチュン太君と公園で一緒に遊ばせてもらって〜!

そうですか!□□さんは、お仕事は育休なんですか?保育園とか申請どうされました?最近離乳食とか結構大変でして〜。夜中寝付き悪いことありませんか?うちも大変で!え?!そうなんですか?!教えて欲しいです!※以下エンドレスで楽しい会話が続く(予定)
やはり最初に名前を呼べるということは大きい。
皆様も久しぶりに会った知人(こっちは思い出せていない)に、
(あれ、この人の名前なんだっけ?)と思いながらモヤモヤしつつも、なんとか名前を呼ばないように会話を進めた経験は無いだろうか。
その時の盛り上がらなさは、なんとも痛々しい。
やはりスマートな公園デビューにおいては、ここを回避しておきたいのである。
そこで解決策だが、
ずばり「妻に聞く」しかない。
(間違っても自ら表札を確認しに行ったり、突撃訪問などしないように。近所で有名な不審者が完成してしまう)
スズメ家では先日この話を妻にして、
近所の地図を書いてもらった。

これで一歩、スマートな公園デビューに近づいた、はずである。
(正直、今思い出せと言われても忘れている。しかし、これは確実な前進である)
次は似顔絵でも書いてもらおうか。
顔や身体的特徴も重要である。
私はご近所さん誰にも会わずして、誰よりも詳しい情報を把握するよう努めている。それこそがスマートな公園デビューの第一歩だ。
(普段あまり見ないアラフォー男性が公園に来ただけでも警戒されるのに、そいつが初対面にも関わらず、相手の名字や子供の名前、月齢までピタリと言い当てようものなら、その公園には以降誰も近寄らなくなるだろうか…)


話題がわからない

いざ名前が分かったところで、
次は会話の内容が重要になってくる。
公園デビューの定義は
「育児に関する情報交換、また育児には無関係な世間話をする」
なので、ここをクリアしないといけない。
育児に無関係な世間話”だけ”であれば、なんとかなりそうな気もする(友達か…)
が、やはり育児関係の話題は必要だろう。そもそも間が持たなさそうである。
それでは育児にまつわる何の話をするのか、想像を巡らせてみた。
- 「何歳ですか?」
- 「いつぐらいから歩くようになりましたか?」
- 「何を食べますか?」
- 「夜中に起きたりしませんか?」
- 「保育園の予定はどうですか?」
実際「相手に質問する」となると、これくらいが関の山だった。
チュン太の話をするだけならいくらでもできそうだが、ここは出来る大人として〈質問力〉のある会話をしたいのだ。
そうすると、案外聞きたいことがないことが分かったw
それはそうだ。
我々、世の旦那・父親たちは
妻と比べてほとんど育児をしていないのだ。急に育児の話をしろという方が難しい。
私が仕事をしている間も、妻は
「新しい離乳食はどうしよう、いつから食べさせよう」
「保育園の申請はいつまでだっけ…」
「そろそろおむつと除菌シートが切れそうだから買わないと」
などなど、私の数倍〜数十倍は育児について考えているのだ。
もちろんディズニーランドのことや好きなアーティストのオンラインライブのこと、スタバの新商品に、YouTubeに溜まっている動画のことなども考えている。もう1日中何かを考えているのだ。
そんな世のお母さんたち、それは意見交換もサクサク出来ると思うが
お父さんたちは会話を捻り出さないといけないのが悲しいではないか…
ただ現状を憂いても仕方がない。
そこで私は対応策を考えた。
ずばり「妻に聞く」(2回めの登場)である。
公園に出かける前に
「今から公園に散歩してくるけど、もしご近所さんに会って話すことあったら何か聞いてみるけど、どう?」
と、妻に質問を募集するのはどうであろうか。
恐らく
(自分で聞くのはちょっと気が引けるけど、できればご近所さんの状況を聞いてみたい…)
という心理から、質問の2つ3つは出てきそうなものだ。勝手な推測だが。
これを携えて公園に向かえば相手の親御さんからは
(まるで普段から育児をしているような深い質問!)
(そんなこと、主婦の目線でないと気付かないと思ってたのに…鋭い!)
と、羨望の眼差しで見られるであろう。
そして回答を引っさげて自宅に戻れば、妻からも称賛される。
まさにいい事ずくめではないか。
”人の褌で相撲を取る”感は、この際考えてはいけない。
スマートな公園デビューに、余計なプライドは要らない。
今後のご近所付き合いを左右するのだから…


子供と遊んでいる方が楽しい

これはもはやどうしようもない。
「対策」とか、そういった話ではなくなってしまった。
なんという無責任なブログだろうか…
私もこれまで何度か公園には行っているが
お父さんは子供と遊ぶことが多く、
お母さんはご近所さんと話すことが多いように感じる(あくまでも個人的な意見)
私を含めた父親からすると、やはり子供と遊ぶ日は限られている。
「ここぞ!」とばかりに一生懸命に遊ぶのだ。
成長も感じて、とても充実した時間となっているはずである。もちろん私もそうだ。
父親と母親では、子供と過ごす時間の多少があるのだから、当然濃度が異なる。
「公園デビューなんかしなくても、子供と遊んでいれば十分です!」
という考えがあっても一切否定しない。
しかし公園デビューをして
ご近所さんと親子共々が交流を持つことは
メリットのほうが大きい(特に子供の)というのが私の結論だ。
「私スズメ=チュン太君のお父さん」の現在の近所での評判は恐らく
(普段は仕事で忙しいらしくてほとんど見かけないけど、一応自宅には居るらしい人)
である。※妻がそう言っていた…
肩身が狭い思いをしていなければいいのだが。
この評判を、良くするのも悪くするのも、ご近所づきあいの第一歩「公園デビュー」だと考えている。
ということで、
本当に「対策」も何も無くなってしまった。申し訳ない。
子供と一緒にたっぷり遊びながらも、ご近所さんとの交流も大事である、というバランスでこれから公園に足を伸ばしていきたい。


まとめ
公園デビューをこのように定義する。
1.公園に行って、他の親子に顔見せする
2.且つ、育児に関する情報交換、また育児には無関係な世間話をする
これらをスマートに行うには、
- ご近所さんの名前を把握する
- そのためには妻から情報収集をおこなう
- 名字と子供の名前、性別などを暗記する
- できれば近隣の地図も把握しておきたい
- 会話の内容は事前に妻から質問リストを聞いておく
- 無駄なプライドは捨てる。今後の良好なご近所づきあいの為だ
- 子供と遊ぶ時間、親御さんと話す時間、バランスよく
実はこのブログが完成するまでに、一度チュン太と2人で公園に行ったことがある。
(公園デビューせねばなぁ…)とは思っていたのだが、意外と小心者なので上手く行かなかった。
公園には
母親と子供2人(兄2〜3歳くらい、妹1歳〜くらい)が先客としていらっしゃった。
同じすべり台で、チュン太とその子供さんが3人で一緒に遊んでいる。
私とそのお母さんはもちろん接近するのだが、なかなか会話の糸口が見つからない。
結局私はチュン太にかまっているばかりで、情報交換など出来ずに先客の親子は帰ってしまった。
この話を妻にしたところ、鉄板とも言える会話の最初の一言目を教えてくれた。
(早くに聞いておきたかったが…)
「可愛いですね〜!おいくつなんですか?」
だそうだ。
(なんともありきたりな…)
と思ったが、そんなありきたりなことすらスッと切り出せない、なんともコミュ障な父親か、不甲斐ない。
こんな時に、もし妻から質問リストを預かっていたとしたら
もう少し軽い気持ちで話せたのかもしれない。
「自分が聞かないといけない」ではハードルが高いが、
「人から依頼されているから聞く」のなら、少しは気が楽になるというのが人間心理だ。本当に不甲斐ないが…
さて、次の休みも恐らく公園に行くであろう。
まずは近隣地図の復習と、
質問リストを頂くことから妻に頭を下げてお願いだ🐦
(妻との会話のハードル?それは私のこれまでの努力の甲斐あってスムーズ!なはずである)

