SUZUME🐦という名前で、子育てのことや家庭のお金のことを父親/夫目線で書いている。
同じような境遇の方(アラフォー夫婦、妻と子供がいる、中流家庭※大きなお世話だが)に、少しでも参考になればと思う。
今回は、「母乳」がテーマだ。
(男性目線なので難しい…色々と理解がないかもしれないがご了承いただきたい)
SUZUME家の息子〈チュン太〉の場合

まず、SUZUME家の話からしておくと、
チュン太(ブログ内での息子の呼称)は現在ちょうど1歳だ。母乳は普通に毎日飲んでいる。またミルクも併せて飲んでいる。
アラフォー夫婦であるので、やはり妻の母乳の出(で)は気になるところ。
私の見たところは「潤沢というわけでもなさそう」という印象で
チュン太がぐずって乳を催促しているが「今ママのお乳スカスカなのよ〜ミルクにして〜」という光景をしばしば見かける。
これは比較しようがない。
年齢の割に普通なのかもしないし、もしかしたら多いかもしれない。
(もし私が「同年代の女性と比べてよく出ているね」「あまり出ていないね」などと言おうものなら、「なんで分かるの?」と、あらぬ疑惑を向けられること必至なので何も言うまい)
食事はもちろん離乳食がメインで、基本は1日3食。これに加えて「母乳」と「ミルク」を飲む。
授乳、あるいはミルクのタイミングだが、これはずばり「満腹にさせて寝てもらいたいとき」が多い(要は親の都合である)
例えば、
・朝ごはん → 遊ぶ → 昼寝の時間が近くなりグズる → 乳かミルク → 昼寝
・晩ごはん → 風呂 → 遊ぶ → 絵本 → 眠くてグズる → 乳かミルク → 就寝
というパターンだ。
また夜中に「添い乳」もする。(最初に知ったときは結構衝撃的なテクニックだった)

チュン太はだいたい、夜の9時〜10時頃に寝るのだが(遅いか早いかは今回は置いておいて…)
大体、夜中に1回〜2回泣き出すので、そこで「添い乳」の出番となり、一瞬でまた眠りにつくのだ。
母乳には”睡眠導入成分”でも入っているのではないかといつも思う。本当に凄い。安心感から、なのだろう。
時々、「添い乳」でも鎮まらなかったり、妻の乳の出が悪い時があるのだが、
そのときは少し遊ばせている。電気をつけると更に覚醒しそうなので、ほぼ暗闇状態のリビングで遊んでいる。スキを見てミルクを与えて、なんとか寝てもらう。結構大変だ(妻さんいつもありがとう)
ちなみにミルクはずっと森永乳業さんの「E赤ちゃん」を使っている。

妻いわく、色々試したところ、これが一番飲みが良かったそうだ。私はまだ飲んだことがない。興味はあるが、やめておこう・・・
ということで、チュン太の場合の授乳のタイミングは
「飲む → 安心する → 寝る」 (やはり睡眠導入剤の服用方法っぽい…)
というように、安心して眠りたい時(親からすると寝かせたい時)となる。
恐らく大体どこの家庭でも似ているのではないだろうか。
とあるママさんに聞いた衝撃の話

私SUZUMEの職場に、とあるママさんが、お子さん(当時2歳半くらい)と一緒に来られた時の話だ。
私がこのお子さんに気に入られているようで、お客様として何度かお会いしている。
そのママさんと、お互いの子供の話などをさせて頂くのだが、
そこで2つの衝撃の話を聞いたのである。一つづつ紹介しよう。
〈その①〉
夜中に子供が起きたとき添い乳をすると、夜中に起きて乳を飲むことが癖になる
この情報はかなり衝撃だった。
これが本当だとすれば、我々夫婦は、自らの首を絞めているようなものではないか!?
「添い乳さえすれば寝てくれる」という一時の”楽”のために、
今後「夜中にチュン太が起き続ける」という”苦”が続くかもしれないのである。
ということで、真偽の程をいろいろと調べてみた。
その結果、「添い乳をすると寝付かなくなる」理由がいくつか分かってきた。
※以下のようなリンクを参照した
- そもそも、赤ちゃんにも「ルーティーン」がある
- チュン太の場合、「乳」→「寝る」という流れが多く、既にルーティーンになってしまっている
- すなわち「寝る前には乳」となる
- さらに言えば「乳がなければ寝られない」となっている(薬物なのか…)
また併せて発生する厄介な問題が「母親以外が寝かしつけられなくなる」ということだ。
それはそうだ。父親や義母から母乳が出たら人体の不思議、ホラーだ。(そもそも子供は飲まなさそうだが…)
私が寝かしつけられれば、その間にも妻は自分の時間が確保できるのだが。乳が無い私には難しい。
う〜ん、なかなか困った。
容易に寝かしつける為に授乳が楽だが、「飲まないと寝ない体」(本当にこの書き方をするとやばい奴みたいだ…)になってしまっては、それはそれで新たな問題になってしまう。
夜中に起きること自体は仕方がないようだが、そこで〈授乳するか/他の方法で寝かしつけるか〉の判断で「前者を選択している」ということになる。
なんというジレンマか。アラフォー夫婦にとっては、1分1秒の睡眠時間は何よりも貴重なのだ!
〈その②〉
母乳はなるべく長い期間あげたほうが免疫力が高まり、病気に罹(かか)りづらくなる
先程の「乳を飲まないと寝てくれない…」という話と相反するような印象だが、
こちらも気になるので色々と調べてみた。
”WHO”という信憑性が高そうなワードが出てくるのだが、
- 2歳以上まで適切な食事と合わせて授乳することを推奨
ということが結論のようだ。
また、母乳で育てたほうがいろいろな病気に罹りにくいということは一般的に言われているようだし、
母乳を早くから飲ませなくなった子供と比べて
”成績が優秀””収入が高くなる””IQが高い傾向”など、これは万能の魔法の秘薬(やはり薬物だった…)であるかのような効果も報告されているようだ。
(大人でも効果があるのだろうか。その辺はまだ調べていないが。健康食品として母乳が流通する世の中…どうなのだろう…)
仮に2歳以上まで授乳することが可能だった場合、
そのデメリットとして考えられそうなことが、
前述の「乳が無いと寝かしつけられない」ということに繋がっていきそうだ。
「なるべく長く乳を与えたほうが健康や免疫の観点からは良さそう」
「しかし、授乳しないと寝ない、というルーティーンに陥ってしまうと大変」
この問題はどうやらかなり奥が深そうだ。きっと先人たちもこの悩みと数世紀に渡り格闘してきたのであろう。いやはや、子育ては発見ばかりだ。
では、いつやめるのが良いのか?

改めて「母乳はいつまで問題」の情報をまとめると…
- 栄養素が高く、免疫力や健康の面では、母乳を与えることにはメリットしかない
- WHOは「2歳以上」まで母乳を与えることを推奨している
- デメリットは、「乳→睡眠」のルーティーンが強固過ぎた場合に発生する
- 夜中に起きたときに、必ず乳を欲してしまう体になってしまったら大変…
- すなわち、母親しか寝付かせられない
といった感じであろうか。
これらを総合的に考えて、
「母乳はいつまで与えれば良いのか?」問題に対する、
SUZUME個人的な結論としては以下のようになった。
◆無理やり授乳をやめることはしない方針
→ 健康面でのメリットを優先
◆では、エンドレスに与え続けるのか?
→ 無理やり授乳をやめることはしないので、何歳まで与えるのかは親は決めない
→ 言葉がわかるようになる、保育園に通う、周りの目を気にする、といったイベントで変化が起こることがある
→ それを待って、自然に母乳を必要としなくなるタイミングを待つ
◆夜中に乳欲しさに起きてしまう問題は?
→ 繰り返しになるが、無理やり卒乳しない立場なので、欲するのなら与える
→ ミルクでもこの問題は発生するので、授乳それ自体が問題ということではない
→ 生活リズムや、複合的な問題。夜中の授乳を止めた=夜中に起きない、という保証はない
→ (睡眠不足は、夫婦で解決していこう…)
平均的に、1歳〜1歳半くらいで”卒乳”が話題になり
(うちの子もそろそろ止めさせないと…)と、お母様方の悩みのタネとなっているようだ。
仮に1歳半で授乳をやめ、その結果(かどうかは分からないと思うのだが)子供が夜中に目を覚ましにくくなったとしよう。
覚ましたとしても、乳を断っているので、父親が寝かしつけることも可能かもしれない。
確かに、家族揃ってゆっくり寝られるし、健康にも良いだろう。睡眠は8時間くらいは欲しいのだ。
一方で、子供の健康面を考えたときに、WHOの推奨する「2歳以上」という年齢から、6ヶ月以上も早く母乳のメリットから離れてしまう点も気になる。
これも仮定の話だが、1歳半で卒乳した影響で、病気に罹りやすくなったとしよう(おまけでIQが低かったり稼げなくなるらしいが)
その場合、やはり「自然卒乳:欲しがる限りは与える」のほうが、子供の長い将来を考えたときにメリットが大きい、ということになる。要はその(長く授乳することの)影響が、何年にも渡って効果を発揮し続けるので、結果的に”お得”(?)という訳だ。
逆に早くに卒乳することのメリットは、繰り返しになるが「家族がみんなよく眠れる」だが、
これしか無い(とても重要だが、一時的な問題解決だ)

こちらの記事にもあるが、
世界的な卒乳の平均年齢は「4.2歳」とのこと。(ユニセフの発表)
平均なので、5歳くらいでまだ母乳を飲んでいる子もいるだろう。
日本と世界、どちらが正しいかはさておき、「そんなに焦らなくてもいいのだ」という気持ちにはなる。
さらに言うと、1歳半で卒乳をすることが適当なのだとすれば、その時期にまだ母乳が出る人体の構造が間違っていると思うのだがどうだろう。
すなわち、少し乱暴な言い方をすると「母親の母乳が出なくなったときがやめるとき」という考え方。あくまでも、身体の現象/状態に合わせてみる方法だ。
(さて、そろそろ謝罪をしておこう)
「授乳するのは母親で、男のあなたは夜中に授乳することもないから、(健康面を考えて子供が欲するならいつまででもあげたらいい)とか気楽なことを言えるのだ!こっちは授乳が体力的に負担で、止めれるなら早く止めたいの!」
というご意見は想定している。確かに気楽な意見なので、気を悪くされた方には本当に申し訳ない。
そのあたりはご夫婦でよく相談するか、早くに授乳をやめることに賛成してくれる伴侶と結婚すると良い(としか言いようがない)
まとめ
今回は色々と調べて、自分も勉強になった
(他のブログもちゃんと調べて、勉強になっている!)
ちなみに、今回の話で最も重要な、SUZUME家の妻の意見はどうなのか?という点だが、
「現時点で、卒乳は考えていない」
「今は母乳もまだ出るし、欲しがるならあげる」という意見を確認済みだ。
これは、妻の姉家族の状況にも影響されている。
妻の姉家族には子供が3人。1番上は小学校高学年、下は3歳ぐらいだったか。
その家族や子どもたち(妻からすると甥っ子姪っ子)を近くで見てきた妻だが、
この姉家族では結構長いこと母乳で育てていたそうだ。大体2歳〜3歳位で授乳はやめたそうだが、上の子は、下の子が母乳を飲んでいると、時々自分も欲しがって飲んだりしたそうだ。そのおかげか、甥っ子姪っ子は大きな病気も今のところはない。(ただ学校の成績はあまり良くないらしいので、母乳も万能というわけではないらしい)
この問題に正解はない。
それぞれの家庭が、それぞれの状況で、最適と思われる対応をするしかない。
大丈夫だ。自分の子供が20歳になったときに、もし身体が弱く成績も悪かったとしても「やっぱりもっと母乳で育てたほうが良かったのか…」なんてことを、思い出して振り返って後悔するようなことはしない。後悔しても身体は強くならないし賢くはならない。安心していい。自分の選択は常に正しい。
SUZUME家の方針では、これから先しばらくはチュン太が夜中に目を覚まして乳を欲する生活が続く見込みだ。
だがもう慣れたものだ。(妻は大変なのだ。分かっている。ありがとう)
母乳問題。これを考えること自体が、子供への愛情の現れだと思う。
そう考えると、母乳を味見せずに死ぬのも、なんだか後悔する気がしてきた。少し考えておこう。いや、やっぱりやめておこう・・・🐦