スズメ🐦という名前で、
アラフォー夫婦の子育てのことや、家庭のお金のことなどを父親/夫目線で書いている。
同じような境遇(アラフォー夫婦、妻と子供がいる)の方に、この家族日記が少しでも役に立てば幸いだ。
先日、チュン太(息子のブログ内の呼称)と妻の3人で、初めて動物園に行ってきた。
2月。
極寒。

そんな極寒な気候の中でも、我々家族にとっては初めてのイベントだったので、ある意味で満喫してきた。
この経験から今回は、1歳半の子供と冬の動物園に行く際のポイントをいくつかご紹介したい。
対象としては
- 1歳〜2歳くらいのよちよち歩きの子供
- 季節は冬
となるが、これから子供さんと動物園に行こうと計画している方、既に行ったことがあるがもっと楽しみたかった方など、参考にしていただきたい。
そして、行くときは覚悟を持って心して挑んで欲しい。。。
《その1》動物への興味関心について

親というものは、子供を過大評価?しすぎる傾向があるように感じる。
チュン太の日頃の行動を見ていて
「まあ、動物に興味はある感じだな」
と思っていた。(なので連れて行ったのだが…)
そして
「実際に目の前で動く動物を見ると、もっとテンションが上がるはず」という期待をしていた。
が、その期待は少し現実と異なっていた。
まず、冬ということもあってか、動物が外にあまり出ていない。
まあこれはある程度想定はしていたので、仕方がないと割り切れる。
当然チュン太も、無人の檻を見ても何も感じない。そんな場所はスルーだ。サクサク園内を進む。
すると、鳥や小動物など、檻の中にいるものを発見した。やっと動物にご対面だ。

ここで感じたのは、動物との距離が遠い、ということだ。
コロナ対策ということもあってか、檻に直接触れられないように、カラーコーンが敷かれていた。
カラーコーン越しの、檻越しの、動物たちである。
遠いと、チュン太がそもそも動物を認識できているのか分からない。
動物園の動物たちはそもそもあまり動かないのであるし。
我々親が必死で指を指し
「ほら、あそこ!見てみて!」と言ったところで、チュン太はそこまで興味を持てなかったのである。
一方でチュン太が関心を示したのは
室内のガラス越しで近くに見られる動物と、像やライオンなどの巨大な動物であった。

ちなみに一番テンションが上っていたのは、レッサーパンダさんだった。
これは室内でガラス越しに近くで見られて、たまたますぐ目の前で飼育員さんが給餌をしていた。
レッサーパンダさんが餌を食べたり、立ち上がったりして動くので、結構喜んでいた。(正直レッサーパンダさんで全てが救われた)

ということで、
「きっとチュン太は動物を見るとテンションが上って喜ぶに違いない!」という親の考えは過大で、
実際は動物園の環境も相まって(動物との距離が遠いとか、そもそも外に居ないとか)
さほど動物に対してテンションが上がらないことがある、というのがアドバイスとなる。
そんな、動物にはさほど興味を持つことができなくなってしまったチュン太が、それからどのような行動をとるのか・・・
続きを御覧いただきたい


《その2》ひたすらに歩く!

前述の通り、「冬の動物園」という環境のせいもあってか、我々親が想像していたようなテンションの上昇を見せないチュン太である。
さて、改めて確認するが、ここは冬の動物園である。
・人通りもまばら(ちなみに平日に行った)
・車も通らず
・園内は比較的平坦で
・所々に(チュン太が大好きな)階段があり
・もちろん雑草が生えているし
・枝も石もそこら中に落ちている!
親としては、危険なものが少ないので安心できて、チュン太本人も動物はそっちのけで色々な自然に触れている。
やっていることは、近所の公園に行った時と全く同じである。(石、草、枝、砂、落ち葉、などを拾いながら歩くという行動)
が、もちろん決して悪いことではない。
動物に対しても、像やレッサーパンダやライオンなどには興奮していたし、それ以外はまあ自由に歩かせれば良いと思っていた。
ただ、
一様にして、動物園は広い。

チュン太の(石、草、枝、砂、落ち葉、などを拾いながら歩く/階段は絶対に登って降りる、という行動)は、永遠に終わらない。
この動物園の全てを探索し尽くすまで、この子は歩き続けるのではないかという、恐怖心のようなものを、アラフォー夫婦は感じていた。
次の目的地(動物)まで出発👟
途中でしゃがんで小石と落ち葉を拾う🍂
私にくれる。ありがとう🖐
飽きたら先に進む。
階段を発見したので登る。そして降りる。
何とか先に進めようと抱きかかえる。
途中で「降ろせ!」と暴れるので歩かせる😢
道に落ちているゴミを拾う🚯
私にくれる。ありがとう。パパの両手とポケットは、石と枝と落ち葉とゴミでいっぱいになりそうだよ。
飽きたら先に進む。
また歩く。転ぶ。拾う。くれる。抱きかかえる。降ろす。歩く。。
この繰り返しなので、目的の動物がいる場所までたどり着くのには当然時間がかかる。
また人間の心理として、折角来た動物園なので、全ての動物を見ておきたいと考えるのが自然だ。
我々もそうであった。
しかしそれが余計に移動時間を長くしたのであった。
ここでのアドバイスとしては、
所要時間と目的をはっきりさせておいたほうが良い、ということになる。
動物園に入ってから、目的地を4〜5箇所設定し、全体の所要時間もざっくり考えておく。

こうすることで、もし子供が親の予想に反して動物以外のもの(石、草、枝、砂、落ち葉、階段など)に興味を抱いた場合、親のダメージが最小限で済む。
もし子供が、動物にとんでもなく興味を持ってくれたとしたら、親のテンションも上がり疲労感も少なく感じるであろう。
「ほら!おおきいねぇ!」
「可愛いねぇ!」
「ほら、動いてるよ!」
「今度は何見に行こうか?」

こんなやり取りをしながら目的の動物をめがけて移動するのと、
石や枯れ葉や枝やゴミや階段に興味を奪われつつも、強引に動物を見せながら移動するのとでは、全く異なる時間の過ごし方になるであろう。
チュン太が悪いというわけではないので誤解のないように。子供の反応によって、親の心身の状態が変わるという事実を述べたまでだ。
動物に夢中になった場合、
それ以外に夢中になった場合、
それぞれの過ごし方を考えておこう。


《その3》アラフォー夫婦、寒さにやられる

忘れてはいけない。何度でも言おう。
動物園に行ったのは極寒の2月である。
動物に思いの外興味を持たず、その結果として園内をエンドレスに(小石や枝や枯れ葉やゴミを拾いながら)歩き回る我が子。
一応は楽しそうにしているし、せっかくなので動物園内の全ての場所をコンプリートしたい。
その結果、である。
「寒すぎて、頭が痛い…」
「顔の皮膚、感覚が無くなってきた…」
「足が…しもやけ…?」
アラフォー夫婦はついに、そんな会話をするようになっていた。
もうこうなってしまったら、決断は一つ。
「そろそろ帰ろう・・・」
何とか体力の限界を迎える前に、園内を一通り見ることが出来たので、とりあえずは満足している。
車内に戻り、しばらくは動く気が起きなかった。
冷えて固まった身体を溶かすように、しばらく車内暖房を浴びていた。

2月に動物園に行く際のアドバイスとしては、
防寒対策をしっかりすることと(もちろん我々も十分に着込んでいた)
前述の対策(子供が動物に興味を持たない可能性を考えておく/所要時間とルートを決めておく)をしっかりと行うことだ。
そうすれば、皮膚の感覚がなくなったり、しもやけになったり、頭痛に悩まされることは少なくなる。
特にアラフォーの方は心して動物園に挑んでもらいたい。


まとめ
・子供はリアルな動物に興味を持たない可能性が十分にある
・それを加味して、散策ルートや所要時間を決めておく
・防寒対策は万全に。それでも無計画に園内を歩き回ると身体に堪える…
ということで、極寒の2月に1歳半の子供と動物園に行った結果をお伝えした。
行く前は、本当に楽しみだった。(いや、結果として楽しかったので誤解のないように…)
寒いとはいえ、晴れていたし先週よりも気温は高かった。
そしてチュン太も初めてのリアル動物園で、テンションが上がらないはずがない(という過大な想像)
さらに実は、動物園に連れていきたいと言い出したのが妻だったのだ。
保育園が決まり職場復帰をする前に、みんなで行っておきたい場所として候補に挙がったのだ。
※保育園が決まった話は以下リンクからお読みいただきたい
とまあ、そんな楽しい想像が(少しだけ)幻想になってしまった動物園デビュー。
次は、道端の小石や枝や枯れ葉や階段への興味が無くなった頃に、再挑戦したいと思う。
いや、それでは再挑戦するタイミングが一向に来なさそうな気がするのは、私だけではないはずだ。
子供は誰だっていつだって、身近なモノ一つ一つに、大人が感じない魅力を感じているのだ🐦